根掘り葉掘り 大根の葉に含まれる豊富な栄養を、味噌汁にして温かく摂ろう!
生で他の野菜と一緒にサラダで食べても、煮物にしてもだしを吸ってとても美味しい、野菜界の名脇役、大根。
その根の部分には、消化を助け、胃腸の働きを良くするジアスターゼが豊富に含まれ、ビタミンCもあり、まさに良いことずくめです。しかし、その根に勝るとも劣らないのが、葉の部分。
ついつい捨てられがちですが、じつは、大根の葉は栄養たっぷりで様々に美味しく食べられるのです。今回は、心も体も温まる、味噌汁に合う具をご紹介します。
大根の葉にはどんな栄養価があるの?
大根の葉は、根の部分よりも栄養価が多種にわたり含まれています。
特筆すべきは、ビタミンCが100g中に、根の部分のおよそ5倍、カルシウムも10倍以上含まれています。そして、骨の生成に必要なビタミンKが、葉を20g摂取すると、1日の必要量が取れてしまうくらいあります。
さらに、根にはあまり含まれない、動脈硬化や心筋梗塞を予防するビタミンEや、目の神経伝達物質であるビタミンAに体内で変わる、ベータカロチンも含まれるなど、栄養の宝石箱のようです。
味噌汁の具として、大根の葉を美味しく食べよう
栄養たっぷりの大根の葉を、味噌汁で食べるのに、ともに食べるとよりおいしい具を、考えていきましょう。
まずは何と言っても、大根の根とともに食べる。根との食感の違いを楽しめます。次に、油揚げや豆腐、揚げ玉など、根と相性のいい食材は葉とも良いコンビになり、食指が進みます。
そして、少し変化球を。ベーコンが意外に味噌と溶け込んで、葉とも一緒にすいすいいけます。キャベツの芯をゆっくり煮込んで柔らかくして、食材を無駄に使わずにおいしい味噌汁を味わうのもまた乙なものです。
大根の葉の味噌汁で、栄養豊かにして冬を過ごそう
大根は古来より人々に親しまれてきた野菜です。根も葉も美味しく食べられ、無駄なところがありません。
ついつい捨ててしまうその前に、味噌汁に入れて、緑の彩りとして加わりながら、豊富な栄養を摂り、温かな冬を過ごしましょう。
根掘り葉掘り」大根の葉に含まれる豊富な栄養を、味噌汁にして温かく摂ろう!
- 大根の葉には、根よりもさまざまな栄養が含まれているので、捨てるのはもったいない
- 味噌汁にすると、目にも彩りになるし、摂りやすいので試してみよう