生姜パワーを見直そう!初夏の味-新生姜(生姜)の甘酢漬けの作り方
いわゆるガリ、新生姜の甘酢漬けがお好きな方は多いと思います。
そして、初夏から出回る新生姜で自分の好みの味で作ってみたいと考える方も。生姜の有効成分は実は加熱で変化することをご存知でしたか?
おろし生姜以外で生の生姜を食べるレシピの代表選手甘酢漬けで、しっかり生姜パワーを味方につけましょう!
新生姜って?
生姜には通常おろして使う「ひね生姜」と「新生姜」があります。
種生姜からできた新しい、いわば赤ちゃん生姜を「新生姜(新生姜)」と言い、若いので柔らかくて辛みがないのが特徴です。6~8月頃が旬として出回る時期になります。一度種生姜として使用した後の生姜は「ひね生姜(老成生姜/親生姜)」と呼ばれ、繊維質が多く硬くて辛味が強く甘酢漬けには向きません。9~11月の秋が旬です
昔から生姜には薬効があるとされ、現在も風邪のひき始めには生姜湯を飲むことが予防薬として知られていますね。
ただし、注意すべきなのは、生姜の薬効成分は強力なため、過度の摂取は禁物です。体に良いからと言って一度に食べ過ぎると逆効果になってしまいます。注意しましょう。
加熱で変化する生姜の成分
(生姜)の辛味成分は、生姜オールとジンゲロンという成分です。
生の生姜に含まれるジンゲロンは新陳代謝の力を高め、発汗を促進する働きをします。加熱調理で摂れる生姜オールは、殺菌力が強く、胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果があります。
新生姜甘酢漬けの作りかた
その日の内に食べたい時は生姜を一度ゆでこぼして辛みを抜いてから漬け込むとよいですよ。
材料
- 新生姜…300g
- 酢…100cc
- 砂糖…50~80g
- 塩…小さじ1
- 水…50cc
作り方
- 新生姜を薄く皮をむいて水気を取ってから薄切りにし、容器に入れます
- 水に砂糖と塩加えて加熱します。火を止めてから酢を入れます
- 2を生姜がしっかりかぶるよう注ぎます。
- 冷暗所に置いておき、2,3日後が食べごろです。
いかがでしょうか。加熱前後でしょうがの有効成分が変わることをご存じな方は少ないと思います。暑い夏を過ごしやすくしてくれる生しょうがパワーを甘酢漬けで積極的に取り入れてみてはいかがですか。