喪中ハガキは続柄がどこまでを出すのか。また、親等の数え方は?
身内に不幸があり、新年のあいさつを欠礼する意味で出す、喪中ハガキ。
10月ごろから発売が始まり、周りの人が年賀状の準備を始める時期から勘案して、11月中から、12月初旬までには出すのが適切な時期と言えるでしょう。
さて、喪中ハガキは、自分からみて何親等までの続柄の人が亡くなった時に出すのが一般的なのでしょうか。
何親等、という親等の数え方を踏まえ、厳粛に新しい年を迎えられるように、共に考えましょう。
「親等」とは何か?
亡くなった人を偲び喪に服し、悲しみの内に包まれているのであれば、どんな関係でもよいのかもしれませんが、あまり遠い間柄だと、受け取る側も首をかしげてしまうのではないでしょうか。
ところで、「親等」とは何か、を先に押さえておきましょう。
「親等」とは、法律上、自分と親族との関係の距離をあらわす単位として考えます。
基本的に、祖父母-父母ー自分-子のように、縦に連なるのが、1親等です。
では自分の兄弟は?まず、父母にさかのぼり1として、その父母の子、ということで下に降りて2としますので、2親等となります。
この考えにしたがえば、伯父や伯母は自分からみて、父母ー祖父母ーその子ということで、3親等となります。
喪中ハガキを出すのは何親等までが一般的か。
親等の数え方がわかったところで、喪中ハガキを出す続柄を考えましょう。
一般的には、喪中ハガキを出すのは2親等以内、とされています。
この範囲に入るのは、父母、祖父母、息子、孫、兄弟姉妹となります。
また、配偶者の家族については、配偶者を0とし、基準としますので、配偶者の父母、祖父母、兄弟までが2親等となります。
自分の兄弟の配偶者も、兄弟=2親等、配偶者=0と考えますから、2親等となります。3親等より遠くなると、出したり出さなかったりとなります。
喪中ハガキは誰に出す?
喪中ハガキは欠礼状、と考えれば、喪中ハガキを出す相手は、通常年賀状のやり取りをしている人、と捉えればまず間違いないでしょう。
故人の分まで健やかに過ごすことが、生きている人としての使命。喪中ハガキをきちんと出しましょう。
喪中ハガキは続柄がどこまでを出すのか。また、親等の数え方は?
- 「親等」とは、自分と親族との関係をあらわす単位で、縦(直系)が基本となる
- 一般的に喪中ハガキをだすのは2親等以内が多いようです