大塚家具お家騒動は娘が勝利!起死回生の一手を投じる
父親であり、大塚家具創業者でもある勝久前会長(71)との株主総会の委任状争奪戦で、勝利した久美子社長(47)が、おわびのセールを開くと発表がありました。
果たして、大塚家具の信頼回復の一手となるのでしょうか。
お詫びのセールにかけた想い
久美子社長は9日に、株主総会での委任状争奪戦で顧客に迷惑をかけたとして、18日から30日までお詫びのセールを開くことを発表しました。
セールは、全国の大塚家具16店舗で開くとのことで、商品によっては半額にもするようです。
さらに、個人の株主を招くイベントも企画し、久美子社長がかねてから描いていた「気軽にはいれる店」を実現するために、今後の接客について「オープンな雰囲気でレベルの高い相談や助言サービスをする」と話していました。
社長になれた久美子社長が顧客にとって大塚家具のイメージを「気軽」に転じることができる最高の機会と言えます。
是非成功してほしいものですね。
人を罰せず、罪を憎む
さて、もう一つの争点となる勝久氏側についた幹部にも、法令違反がなかったか、調べているようです。
また、同様に勝久氏側についた幹部数人を「人事部付」にしたことも明らかにしました。
久美子社長はこの件では「法令順守 違反がないか、きちんと調べる」と述べています。
尚、株主総会後は勝久氏側についた社員の扱いについて、「総会が終わればノーサイド」と話していました。
既に戦いは始まっている
大塚家具の命運をかけた戦いは、もう既に始まっています。
この戦いに勝ててこそ本物の経営者であり、本物の従業員です。
会社関係者だけではなく、顧客すべてが案じているこの一件は、今後の日本企業が抱える問題の良い見本となるのか、それとも悪い見本となるのは、皆さんはどっちであってほしいですか?